「みすみ港まつり」の歴史

「みすみ港まつり(祭り)」の歴史と由来について


 戦前は三角西港で頌徳記念碑の落成除幕式のあった5月11日を記念して、お祭りが行われていた。開港の恩人富岡敬明の得をたたえ、感謝するお祭りである。
 造花で飾り付けられた山車(だし)が、太鼓三味線の鳴り物入りで街を練り歩き、記念碑前まで集まってくる。式典の終わった碑前では、小学校対抗の剣道の試合があり、また芸者衆の踊りも奉納されていた。

 戦後は港祭りに変わった(場所が西港から東港に移った時期は定かではない)。7月20日を海の記念日と定められると(1941年制定)、7月20日を中心に港祭りをすることになった。富岡敬明頌徳記念碑前の式典と、磯山の解脱墓の供養、東港開発の恩人元町長の清原・辻両氏の記念碑前の式典が行われたあと、祝賀行事がくりひろげられた。
 祝賀行事は、小型船舶の航海パレード・自衛艦を招いての見学・仮設舞台での舞踊・のど自慢・街めぐりの仮装行列・スポーツ大会・郷土芸能の発表会・花火大会等夏の夜を彩る、もりだくさんの行事で祝うことになった。各区の婦人会も参加して、思い思いの踊りを稽古して街めぐりをしていたが、三角の歌で統一した踊りをしようということになって、できた唄が「三角音頭」である。昭和52年6月に発表会があり、その年の港祭りから実施された。昭和61年7月の港祭りからは、町村合併30周年を記念して「三角港町音頭」がつくられ、同時に振り付けも新しくなり、総踊りパレードが行われ、現在に至っている。
 現在の「みすみ港祭り」は1996年(平成8年)に海の記念日が祝日に制定されたことで、新たに第1回目として始まり、今年で24回目を迎える。(引用:「三角町史P820、竜灯第314号」)

龍灯 第302号
龍灯 第314号